製品仕様

【判型】A4判
【ページ数】128ページ

解説

■特集
アブロ・ランカスターのすべて

第2次大戦のイギリスの傑作機と言えば、スピットファイア、モスキート、アブロ・ランカスターの3機種だろう。
この3機種の共通点といえば…ロールス・ロイス「マーリン」エンジンである。中型爆撃機の開発に注力していた第2次大戦前のイギリスでは、「ヴァルチャー」エンジンを双発装備したアブロ・マンチェスターを配備していたが、このエンジンの欠陥が露呈し、運用停止となってしまった。そんな折に生まれたロールス・ロイス社の名機、マーリンエンジン。マンチェスター自体の機体設計は非常に優れていたので、このマーリンエンジン搭載の改造計画が提案された。
エンジン4基搭載のため主翼を再設計、胴体中央部を延長し、機体全長の半分近い巨大な爆弾倉を設置したその機体は「マンチェスターIII」として試験飛行を実施。すぐさま「ランカスター」として量産され、ドイツへの夜間爆撃をはじめ、機雷敷設、ダム破壊、Uボート・ブンカー破壊、戦艦「ティルピッツ」撃沈などの特殊任務でも活躍した。
グランドスラムやトールボーイ、ブロックバスター、アップキープなど、大型/特殊爆弾も搭載可能な巨大な爆弾倉があって成せる業であった。
飛行機模型スペシャルNo.29では、この「アブロ・ランカスター」を大特集！

■作例
HKモデル1/32 ランカスターB.Mk.III「ダムバスター」
タミヤ1/48 ランカスターB.Mk.Iスペシャル「グランドスラム」
ハセガワ1/72 ランカスターB.Mk.III
ハセガワ1/72 ランカスターMR.3(戦後・海上監視偵察型)
ドイツレベル1/72 ランカスターB.Mk.III
エアフィックス1/72 ランカスターB.Mk.II
エアフィックス1/72 ランカスターB.Mk.I(F.E.)
エアフィックス1/72 ランカスターB.Mk.III(第2世代キット)

■解説
●アブロ・ランカスターのすべて～その誕生と変遷
●アブロ・ランカスター・ディテールフォト集
●アブロ・ランカスター・塗装とマーキング

書籍商品は流通の都合により発売日以降のお届けになります。先に一般書店にて発売されます事をご了承下さい。